マレーシアに行ってきた1

コロナ禍の前に、友人とマレーシアのボルネオ島側にあるコタ・キナバルに行ってきた話を再編集しよう。

 

( ¨:¨ )「マレーシアに行かないかい?」

年末の忙しい中、いつも一緒に遊んでいるニシから突然の誘いが来た。

日本語の堪能なマレーシア人の友達が案内してくれるので何も準備しなくていいらしい。

(・ω・)「いいよ」

全く行程を知らされていないのも不安だが、いつものことだ。

 

2月16日

22:00 羽田空港はいいねっ!(・ω・)b グッ

国際線ターミナルの江戸風情漂うモールが時間つぶしには最適だ。

ただし、サイフには厳しいぞ。

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なんと私はANAのゴールドステータスという紋章を手に入れている。

ニシよ着いてこられ。

ラウンジにて優雅に軽食でも頂こうか。

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うむ。満足じゃ。

 

深夜便なので出発時刻の25:20まで待機した後、マレーシア航空MH083に搭乗する。3-3のシート配列の機体は前後の間隔も非常に狭く感じられ、ほぼ満席状態のためか多少息苦しさも覚えた。すぐに機内食が出され、飛行機は一路マレーシアへと向かう。

 

2月17日

6:20 コタ・キナバル

途中、10分遅れのアナンウンスがあったが、ほぼ定刻に到着する。

まだ薄暗い。

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空港内はエアコンが効いていたが一歩外に出ると蒸し暑い。羽田空港で表示されていた到着地情報では雨のため最高気温20℃くらいと表示されていたが実際は25℃はあるという。

とりあえずホテルへ行こう。

到着口には現地友人のローが待っていた。意外と言っては大変失礼だが、交通マナーも良く道路も整備されていた。

 

7:00 車中

「なんだありゃ?」ニシ ( ¨:¨)σ

ニシが突然指さす。亜庇中央菜市場(コタキナバル セントラル マーケット)。

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看板に書かれている亜庇=アピとは、イギリス植民地時代前の地名であり、今の地名コタ・キナバルとは1957年に独立した時に新しくできた名前だという。

寄り道をしよう。

7:10 セントラル マーケット

地元の人々が利用するここの市場は朝から大賑わい。

昼12時には終わるらしく、すれ違うのもやっとの細い路地には所狭しと生鮮物、雑貨が並べられている。マンゴーやアボガトの他、日本人には馴染みの無い物が沢山ある。

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8:00 ステラ・ハーバーリゾート・ザ・パシフィック・ステラ・ホテル

5つ星のこのホテルは中国の旧正月を意識して中国風の飾り付けが施されてあった。

とにかくニシは元気だ。旅の疲れなど関係なくホテルの朝食会場へ行く。

多少スパイシーだが日本人の口にも合うと思った。特にカレーがおいしく辛いながらにも食が進んだ。海沿いの埋立地に建つホテルのすぐそばにはヨットハーバーが見える。反対側には4000mを超えるキナバル山が遠くにそびえ、ホテルの目前にはヤシの木に囲まれたナイター施設完備のゴルフコースがある。リゾート感満載のホテルには韓国人旅行客が多い。

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12:30 De Square(マレーシア料理)

部屋で休んでいるうちにお昼になった。用意周到なローに全てを託す。

20分ほど車を走らせ本格マレーシア料理店に着いた。テーブルに並べられる、コーンスープ、麻婆豆腐、鳥の串焼き、スープカレー等々。

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う~~ん、あまり口に合わない。せっかく来たので精いっぱいの笑顔とカールスバーグビールでむりやり喉に流し込む。そんな中、メロンが好評価だ。

早々にレストランを後にしてショッピングセンターへと向かう。

13:30 ワン・ボルネオ

地下1階、地上3階の巨大な複合商業施設には平日ということもあってか客数は少ない。昼間からしこたま飲んでいたので、真っ先にトイレへ向かった。ここのトイレは30SEN(RM1=100SEN)の有料トイレ。番をする女性にお金を払い中に入る。有料なのに悪臭漂うトイレであった。(当時のレートRM1リンギット≒30円)

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ここに入るテナントで目を引いたのは100円ショップでおなじみのダイソー。置いてある商品は日本とまったく同じで全て日本語表記、はたして現地人が買うのか?と疑いたくなるような徳利や湯呑み、日本語で書いた垂れ幕まであった。全てRM5。

食料品売り場は宗教の関係上、豚肉はおいていなかった。市場より若干高めの物が多かった。

 

15:00 ハウス オブ ボルネオ

「永能」と漢字で書かれた看板の下に丁寧に日本語で「コタ・キナバルで一番大きい土産物屋」と書かれたショップに向かう。

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なまこから作られた石鹸やコタ・キナバルが属するサバ州産の胡椒、錫のカップなど特産品がずらりと並ぶ。値切りながら購入する。

16:00 Beryl’s(チョコレート工場)

有名らしいチョコレート工場に行くことになった。ハンドルを握るローから色々な話が聞けた。空港は旧日本軍の滑走路だったこと、旧日本軍の残した建物は連合軍に壊されて現存していないこと。日本の前田、西松建設が港や道路を工事したこと。

戦争後、駐留していたオーストラリア軍の旧居住区を抜けチョコレート工場に到着する。非常に愛想のいい受付嬢に案内され試食を勧められる。

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工場併設の直売所のトイレは先のショッピングセンターのトイレよりも綺麗であった。

 

17:30 ネラヤン(水上レストラン)

夕食に行く前にニシの目がランランとしてきた。

飛行機の中でもアルコールを飲み続け、寝ていないはずだ。

(≪●≫ω≪●≫)「行こうか」

(・ω・)「夕食ですか?」

(≪●≫ω≪●≫)「・・・・・」

ニシとローが話し込む。

ローの案内で日本の古ぼけた公営団地みたいな所に連れて行かれる。そこの入り口には守衛が常駐しておりゲートをくぐり中に入る。駐車場に車を止めると数か所の窓から女性が覗きだした。

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も、もしやこれは・・

(≪●≫ω≪●≫)「俺はもう決めた。お前は?」

ロー( ° Å ° )「早くしないと帰っちゃうよ」

(・ω・)「あの娘だっ!」

 

娘二人が仲間になった!

食事を一緒にしてもらうコンパニオンということだねっ!

ニシの娘は知らない。

 

その後、大きな池の上に浮島を施した海鮮料理屋へ向かう。

マレーシア舞踊を見ながら宴が始まる。新しい仲間を迎えて踊りに興じる。

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食後に薄暗いカラオケに行き、見たことも無い操作方法のカラオケを楽しむ。

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しこたま飲んで、しこたま歌った。
ホテルに戻ると11時をまわっていた。

つづく