早朝の国道5号線下り線(札幌方面)は高速道路並みに飛ばす人が多い。
登坂車線やゆずり車線になると一斉にアクセルベタ踏み。みんな同じスピードなので、ほとんど変わることのない隊列のまま八雲~長万部を走り抜ける。
すると長万部市街を越えたあたりで分岐が現れる。豊浦方面から札幌や室蘭に向かう国道37号線ルートと、黒松内から余市、小樽方面を回る国道5号線ルートだ。
今回はできるだけ渋滞を避けたいので、このまま5号線を走り、寿都から岩内を抜け、小樽へ向かうルートにしよう。
さて、だいぶお腹が空いてきたぞ。
やってきましたのは蘭越町にある、みんな大好き「道の駅シェルプラザ・港」
平日の朝ということもあって誰もいない。
手作りおにぎりがおいしい。
余市を抜け、小樽を過ぎたあたり、そろそろ給油タイミングなので、走りながらガソリンコックをリザーブ側に入れる。
=ε=ε=ボコボコ
( ˘•ω•˘ ) ん?何だ?
ガソリンはタプタプまだあるはずだし、修理したマフラーも異常はない。
ブブブブブ・・・
エンジン停止!
交通量はあるが回りに何もないところで止まってしまった。
落ち着け、こういう時は冷静さが大切だ。
そうだ、JAFだ!こう言う時のために入っていてよかった。
(;ω;)「バイクが止まってしまいました。」
JAFの女性「今、どこにいますか?」
(;ω;)「う、う、う、小樽から走ってきて、うーーん、わかりません、、」
JAFの女性「安心してください。・・・確認できました。今から40分ほどで到着です。」
(;ω;)「ありがとぉぉぉ!」
(*´・ω`)y━・~~ フゥ~
やはり、こういう時は冷静に対応するのが大人っていうもんだ。
心に余裕を持ち、チラリとバイクを見る。
ん?(・ω・)
いつ、コックを元に戻したんだっけ?
今ここ。
リザーブこっち。
もしや?エンジンをかけてみる。
ブオォォォォ=3=3=3
かかった!!
‥‥r(-◎ω◎‐)考え中‥‥
ひょっとしてだ、スタートからリザーブに入れっぱなしだったのを走行中に手探りでONに入れ戻しただけではないのか?
やっちまった。すぐにJAFに電話する。
(;ω;)「ごめんなさい、エンジンかかりました。ガソリンコックレバーの入れ間違いですっ」
щ(゜益゜♯)『ゴルァ、ちゃんと確認してから電話せんかいっ!!この、ブタ野郎がっ!』
JAFの女性「よかったですね、これからも安全運転で。何かありましたら何時でもお電話くださいっ」
あなたは、天使だ。こんな私を責めることなく全てを許してくれた。ありがとう。
感動と恥ずかしさが入り交じりながら旅を続ける。
←神居古潭こっち
カムイコタンって何だ?誘われるままバイクを降り清らかな渓流を渡ると、SLが見えてきた。
力強いフォルムに興奮する。
昔の神居古潭駅を再利用した公園には、駅舎やサイクリングロードが残る。
神居古潭(かむいこたん) | 一般社団法人 旭川観光コンベンション協会
石狩川を渡る橋も秀麗で、おすすめの観光スポットだ。
さて、お腹が空いてきたぞ。
旭川市に入り、郊外を走っていると目に飛び込んできたのは、
「喫茶 グランママ」
正確にはランチメニュー「ピザトースト 550円」の看板に惹かれたのである。
うまいっ、これにコーヒーとアイスクリームがついて550円。古き良き昭和の喫茶店の雰囲気といい、ランチメニューはお得だねっ!
お腹も満たされたので東神楽町の閑静な住宅街にある公園で一休み。
旭川を抜け、北上を続ける。
やってきましたのは音威子府村にある天塩川リバーサイドキャンプ場。
雄大な天塩川河畔にある温泉施設に併設された無料キャンプ場だ。
先客が二人。カブで道北を回るライダーと、車のキャンパーだ。
隣接されている温泉(400円)に入り、夕食の儀をとり行う。
ご飯を炊いてっと、
プシュー=3=3☆
熱っ!!∑(⦿Д⦿;)
ご飯を炊いている時の湯気が指に吹き付け火傷をしてしまった。ぷっくり水ぶくれができてしまう。
なんのっこれぐらいっ
【炊飯時火傷防止専用手袋】を装着する。
カレーがうまいっ!
時折、夜汽車の汽笛が遠くから聞こえ、静かに夜は更けていく。
つづく。
本日の走行距離 525㎞
天塩川リバーサイドキャンプ場