事故ってしまった

いつも通る片側二車線の道路を走っていると左側のガソリンスタンドから出てきた大型トラックが右折しようと道をふさいでいるのが見えた。

(ˇ・ω・ˇ)「ん?」

減速しているとヌルヌルとトラックが動き出し、1車線分、走行車線が開いたので、そのまま走行を続けた。時速30㎞?40㎞くらいは出てたかな?

☆;´.‘ドカーーーーン!!

トラックを交わすその瞬間、大型の箱の陰から車が飛び出してきた!!

車を認識してからぶつかるまで1秒はかからなかっただろう。

おそらく、ガソリンスタンドに入ろうとしていた車が突っ込んできたのだろう。

激しい衝撃の後、気が付くと車内には薄く煙が充満していてエアバックがしぼんでいる。どこからかシューとガスが漏れている音が聞こえる。体を確認する。幸い出血や激痛はないようだ。

(’;д;`)「逃げなきゃ」

車は2台とも左の路肩に乗り上げている。後方を確認してドアを開けようにも運転席側の角がひしゃげているのでドアが開かない。わずかなスペースでドアに体当たりをしていると隙間ができた。相手の車(以下B)を見ると運転席で男性がぐったりしている。

窓をたたく。

ドンドン「大丈夫か⁉」

ゆっくりと左手を上げた。右手は胸を押さえている。

110番に電話する。

警察「事故ですか?事件ですか?」

(;°Д°)「事故です。Bの運転手は意識があり呼びかけに反応があります。救急車1台を手配お願いします。両車、運転者のみ、同乗者はいません。車線をふさいでいないので渋滞は発生していません。」

自分でもわからないが、随分と冷静に通報したものだ。

さて、Bに話しかけてみる。

(;°Д°)「警察と救急車の手配をした。動けるか?」

Bは力なく返事をして、どこかに電話をはじめた。

ほどなくして救急車とレスキュー車がやってきた。

本当ならば相手の名前や連絡先を聞くべきだったのだが救急車や両方の保険会社も到着していたので必要はないだろう。

落ち着いてくると体の節々に鈍い痛みが湧いてきた。

警察がやってきた。

Bはそのまま救急車で運ばれていった。

さて、事故説明だ。

私がトラックを認識した時は対向車の存在はわからなかったこと。

Bに気付いた時はトラックの荷台の箱を過ぎた瞬間だったのでブレーキや回避動作をとれなかったこと。

別に何かをごまかそうという気はなく、事実を伝えた。不運なことに両車ともにドライブレコーダーがない。

終始、警察は高圧的な口調で事情聴取する。

「この事故は五分五分だな」

は?ごぶごぶ?フィフティーフィフティー?

何かの聞き間違いだろうか?

警察「何かが飛び出てくる。そう思って運転しないあなた悪い」

(・ω・)「・・・・・・・・・」

後ろで黙って聞いていた保険会社が必死に私をなだめようとする。

誰かが事故説明をしなければならないと思って気丈に振舞っていた事故当事者に気遣うこともなく、犯罪者を扱うような口調に我慢できなくなった。

「この状況下で使う言葉を、よく考えなさい!」つい、大きな声で言ってしまった。

警察「・・すみません・・」

レッカー移動も終わり、解放された。

保険会社「よく、言ってくれました。スカッとしました。」

 

次の日、保険会社に強く言われたので病院に行ったが骨に異常はなかった。

その後の報告は、いずれまた。

みなさんも、どこから何が飛び出してくるかわからないので、運転には注意しましょう。

 

(´・ω・`) バイバイ