フィリピンに行ってきた5

2月20日

≪●≫益≪●≫「話が違うだろ!ゴルァ!」

フロントでニシが暴れてる。チェックインの際に冷蔵庫の上にあるホテルの名前がプリントされたミネラルウォーターは無料だと聞いていた。冷蔵庫の中にも同じ水が二本入っていた。冷蔵庫の中にある他のブランドのミネラルウォーターは有料であることも聞いていた。気の利いたサービスだと思って毎日飲用していたが、実は冷蔵庫の中にあるホテルブランドの二本は有料でしっかりと料金に加算されていた。

ノウェを介して文句を言うと微妙にボトルの大きさが違うと言う。後味の悪い中清算を済ませる。

04:45 セブ空港

夜明け前の暗い道をバスは空港に向けて走る。渋滞に合うこともなく空港に到着した。空港に入場するゲートを通過した時点でノウェと別れた。

フィリピン航空カウンターには既に搭乗客が待っていて大混雑だ。

ミヤギ(Φ‿ゝΦ)「こっちおいで」

超リッチなミヤギはビジネスクラスを利用するので特別カウンターで手続きできる。VIPカウンターで待っていると、ミヤギのギターはソフトケースに入っていて荷物としては破損の可能性があるため預かれないらしい。突き返されるのかなと思っていると航空会社のスタッフが、どこからか段ボールを持ってきてギターを梱包し出した。ミヤギがVIPだからなのか、スタッフが寛大なのか、素晴らしい応対だ。

中々チェックインが始まらない。セブ空港のオンラインシステムがダウンしてコンピューターが使えなくなってしまったようだ。急遽、手書きでチケットを発券する。いらだつ乗客同士で言い争いが勃発する。結局1時間30分遅れで飛行機はフィリピンを飛び立った。機内は来る時同様、3-3の座席。ほぼ満席で窮屈だ。幸い隣が空いていたので快適な空の旅となる。

15:10 成田空港

ミヤギとニシは成田乗り継ぎで千歳に飛ぶ。私は一人函館行きの為、羽田空港へバス移動だ。飛行機が遅れたので慌ただしく荷物を受け取り、解散になってしまった。

一人になってしまった。

成田空港に残ったニシからメールが入る。二人で久しぶりに日本のラーメンをすする写真が添えられていた。

「後記」

初めてのフィリピンは驚きの連続だった。戦争で多大な被害を被ったのにもかかわらず日本に対して悪い印象が聞こえてこなかったこと。寛大な国民性は気候によるものなのか、教育によるものなのか。我々日本人にとって非常に過ごしやすく感じられた。貧富の差が激しく、底辺と頂点を垣間見ることができたのは今回の旅行の最大の成果であるだろう。生活水準が低くても英語という語学力の面で圧倒的な国際的武器を持っているフィリピンの存在感は今後、益々大きくなっていくことと思う。

 

以上フィリピン旅行でした!

(´・ω・`) バイバイ