ゴールデンウィーク中盤。桜も散りかかるというのに朝晩は冷え込み5℃前後。
サム━(((゚Д゚Д゚Д゚)))━ィ!
それでも、ジッとしていられないのでテントを積み込みアテのない旅に出る。
確か函館の西に位置する松前では桜祭りが開催中だ。
その前に北海道唯一の本格城郭 福山城をご覧頂こう。
間違えた。これは町外れにある大人のホテルの廃墟だ。
それでは、ご覧頂こう。
いやぁ、堂々たる佇まい。天守閣は小さいが、桜に映える。
それにしても大賑わいだ。マスク姿でなければコロナ禍前と変わらない。駐輪場がないので300円を払い有料駐車場の片隅に停めさせてもらった。
さて、どうしよう。(。-`ω´-)ウーン
ここから北上して江差方面に向かうか、函館に戻るしかない。
函館に向かうと渋滞が予想されるので、海沿いを北上して江差方面に行ける所まで行こう。
松前町を過ぎ上ノ国町に入ると小砂子(ちいさご)という集落がある。小さい漁港と灯台が可愛らしい。
この地に関する悲しい話を聞いたことがある。昔、鉱山で栄えていたころ朝鮮の地から鉱夫として働いていた朝鮮人が飯炊きの夫人と情事を起こしてしまったらしい。それに激怒した日本人が撲殺してしまった。それが純粋な恋愛なのか、間男的なものかは定かではないが、慰霊碑があると聞いていたのだ。探してみたけど見つからない。過去に埋もれたのか、打ち消したのか、はたまたそんな事実すらなかったのか。教えてくれた老婦人も鬼籍となり、確かめる術もない。
体が冷えてきた。この先に安い温泉があったはずだ。あったまろう。
花沢温泉。入湯料200円のお勧め温泉だ。
地元客の暗号のような会話を聞き流して脱衣していると明らかに違うオーラを放つライダーが入ってきた。
向こうも気付いたらしい。
「どこからですか?」
帯広から走ってきて今日は付近でキャンプして明日、奥尻島に渡るらしい。
実を言うと、走りながら奥尻島に行こうかな?と思っていたのだ。
フェリーの時間と明日のキャンプ場を打ち合わせ、再会を約束して別れる。
旅は道連れだねっ。
そうと決まれば寝床の確保だ。花沢温泉のすぐ近くに無料の夷王山キャンプ場がある。行ってみると数組のファミリーがいたがそれほど混んでいない。
サクサクっと設営!
今回はキャンプメインの旅じゃないので簡便性を重視してDOD T2-275の出番だ。トップシートの色が違うのはご察しの通りである。
それでは、夕食!
家にあった「あしょろチーズカレー」を頂こう。
ん?なんだ?
賞味期限20.11.3?これは令和20年11月3日という意味ではないよね。
今は2022年。1年半オーバーしているがレトルトしているから大丈夫だろう。でも、お腹壊したら大変なことになる。ここは慎重にならざるを得ない。
食べてみた。【特殊な訓練を受けています。決してマネをしないで下さい】
これがチーズからくるマイルドさなのか、よくわからないが美味しく頂きました。
明日のフェリーに備えて早めの就寝。
・・・・
ブオオオオオξ/ξ/ξ/三( ⁺ω⁺)_Tξ/ξ/ξ/強風‼‼
テントが倒壊するほどの大荒れの天気。
恐る恐るスマホでフェリーの運航状況を確認すると・・・
「欠航」
この時期は一日二便あるが、次の便は14:00でないと運航するか分からないらしい。運航したとしても到着は19:50。
海の向こうには奥尻島がある。帯広ライダーと親睦を深め、楽しい日だったに違いない。連絡先聞いとけばよかった。
帰ろう。
ヾ(´・ω・`) バイバイ