フィリピンに行ってきた4

2月19日

08:30 会社見学

ミヤギの友人がセブで会社を経営している。その繋がりもあって今回の旅行はフィリピンになったのだ。

広大な敷地を有する工場には「ANZEN FIRST」と書かれたスローガンが休憩室に大きく掲げられている。

日本の最先端工場管理が取り入れられており、入場口には監視カメラ、指紋認証が設けられ完全なセキュリティチェックを経て入場する。水は地下水を濾過・消毒して、塩素濃度を変えた三種類の水を使い分けている。

工場の室温は15度前後に設定しているため、ひんやりしている。決して新しくはないが、清掃が行き届いていて清潔だ。我々が来る前に徹底清掃したかもしれないが急場しのぎの痕跡すら見当たらない。管理体制の高さが窺える。作業員の帽子の色が給料の違いを表していると言っていた。

社長によると、中国や韓国は商売しても気持ちがよくない。日本は価格が安い上にクレームが多い。北米やヨーロッパ向けが商売の中心になっていると言っていた。急成長する勢いが感じられる工場であった。

12:00 日本料理 呑ん気

「いらっしゃいませ!」元気よく日本語で出迎えらた。定食やランチメニューは350~400ペソ。そばやうどん、海鮮盛まである。マグロの刺身もある。

半信半疑に食してみたが、皆の評価は高く追加注文をする。すだちが供えられたアイスクリームを食べ店を出る。

13:20 ハイパーマーケット

高層階は東横イン、低層階は巨大なショッピングモールとなっていて多くの買い物客で賑わう。ミヤギによると少し前まで拳銃を販売している店があったが、今は無くなっていた。最後のショッピングということもあり、各自お土産を物色する。

14:45 ガイサノ カントリーモール

民芸品を買いたい!私の希望で小型トラックの荷台を改造した乗り合いバス、ジプニーがひしめくショッピングモールにやってきた。

広い空間の片隅にお土産になりそうな民芸品が置いてあった。ジプニーの模型やTシャツ、木工細工品など手頃な価格で並んでいた。最後とばかりに置物などを購入する。

15:30 ホテルのプール

夕食まで少し時間が空いたのでホテル内のプールで泳ぐことにした。直径20m程の円形をしたプールを取り囲む様にヤシの木やベンチが配され、数人が泳いでいる。東屋にはドリンクカウンターがありビールで乾杯する。残り少ない時間を惜しむ様にヤシの木の隙間からこぼれる太陽を見つめていた。

18:00 スペイン料理 ミケランジェロ

ミヤギの友人である先ほどの社長を伴い、夕食を取ることになった。なぜフィリピンに来たのか。苦労したこと。日本や外国の印象など、フィリピン人の妻を持ち30年以上ここで暮らす社長は、日本人とは違った切り口で語る。興味深い話を聞きながらピザやパスタ、パエリア等を赤ワインで流し込む。

20:00 フェラーリ

明朝は4:45集合だ。今日は荷物を整理して早く寝なければならない。誰しもそう思っていたが名残惜しい。カラオケ フェラーリに行くことになった。高級スポーツカーのエンブレムをあしらい、青くライトアップされている。

中に入ると正面に映画館のような大きいステージがあり取り囲む様にソファーが並んでいる。繰り広げられているショーダンスを横目にVIPルームに入る。ここはカラオケやトイレも完備されている。日本語より英語の歌の方が女の子には好評だ。またしても帰りたくないと泣きむせぶニシをなだめながら、大盛り上がりの中、最後の宴は幕を閉じた。

 

つづく